そこへ、トーキ爺の娘のタキが、洗濯を終えて帰って来た。
見慣れぬ客人に目を丸くはしたものの、人当たりの良い笑顔でにこにこ笑いながら、夕食の準備にとりかかった。
トーキ爺の妻は、数年前に病気で亡くなってしまい、今は家事全般を娘のタキが担っている。
タキは結婚して夫と娘と暮らしていたが、母が亡くなると、一人になった老父の生活を心配し、家族を連れて実家に戻って来たのだ。
夫は今、遠方へ商いに出ていて不在である。
タキの一人娘ニコは、母と共に洗濯から戻ると、一目散に客人達に駆け寄った。
「わー!! おじいちゃん!!
この人たちは一体だぁれ!?」
大きな目をさらに丸く見開き、特にセカイを上から下まで眺める。
「………ニコ、こんな綺麗な人、見たことない………」
手を組み、ほぅっと溜息を吐く。
そしてセカイの周りをぐるぐる廻り、星の浮かんでいそうなキラキラした瞳でその顔を覗き込む。
「うわぁ、瞳が紫色よ、お母さん!
そんなの見たことある?
髪の毛もすごく綺麗な色!
陽が当たると透き通った金色だわ!!」
ニコは母親の方を振り返って、セカイを指差した。
「これ、ニコ! はしたない!
お客様に迷惑よ、やめなさい」
タキに窘められるが、昂奮が収まらないようだ。
ぼうっと窓の外を眺めていたセカイも、纏わり付く子どもに気づき、さすがにマイペースを崩されて辟易している。
見慣れぬ客人に目を丸くはしたものの、人当たりの良い笑顔でにこにこ笑いながら、夕食の準備にとりかかった。
トーキ爺の妻は、数年前に病気で亡くなってしまい、今は家事全般を娘のタキが担っている。
タキは結婚して夫と娘と暮らしていたが、母が亡くなると、一人になった老父の生活を心配し、家族を連れて実家に戻って来たのだ。
夫は今、遠方へ商いに出ていて不在である。
タキの一人娘ニコは、母と共に洗濯から戻ると、一目散に客人達に駆け寄った。
「わー!! おじいちゃん!!
この人たちは一体だぁれ!?」
大きな目をさらに丸く見開き、特にセカイを上から下まで眺める。
「………ニコ、こんな綺麗な人、見たことない………」
手を組み、ほぅっと溜息を吐く。
そしてセカイの周りをぐるぐる廻り、星の浮かんでいそうなキラキラした瞳でその顔を覗き込む。
「うわぁ、瞳が紫色よ、お母さん!
そんなの見たことある?
髪の毛もすごく綺麗な色!
陽が当たると透き通った金色だわ!!」
ニコは母親の方を振り返って、セカイを指差した。
「これ、ニコ! はしたない!
お客様に迷惑よ、やめなさい」
タキに窘められるが、昂奮が収まらないようだ。
ぼうっと窓の外を眺めていたセカイも、纏わり付く子どもに気づき、さすがにマイペースを崩されて辟易している。



