トーキ爺は笑いながら「ま、入れや」と言って、旅疲れの隠し切れない三人を招き入れた。
河辺に建てられた木造の家は、中に入ると思いのほか広々としている。
トーキ爺は、台所になっているらしい奥の部屋へ行き、客人へ出すお茶の用意を始めた。
チキュは興味深々といった様子で、家中を見回す。
「おいチキュ。
ひとんちをじろじろ見るもんじゃない!」
ウチューに窘められ、「わかってるって」などと言いながらも、視線がきょろきょろと落ち着かない。
「トーキ爺、すみません。
こいつほんと落ち着きがなくて…」
奥の部屋から、人数分のお茶を持って出てきたトーキ爺にウチューが謝るが、トーキ爺はこの天真爛漫な少年を気に入ったようで、「まぁいいさ」と笑っている。
その横で、セカイは我関せずといった様子でぼんやり座り、窓の外を眺めながら、出されたお茶を時々啜っていた。
河に面した壁には戸口があり、今日は天気が良いので開かれていた。
河底に立てられた、家を支える太い杭に、小さな舟が括り付けられているのが見えた。
チキュはそれを見つけて、早速目を輝かせた。
「なぁ爺さん!」
「なんだい」
「これが河の民の舟!?
かっこいーなあ!!
すっげーしっかりした造り!
しかもつやつや光ってる!!
ちゃんと磨いてあるんだなぁ」
チキュは衒いもなく褒め称えた。
トーキ爺も満更ではなさそうだ。
「この舟に売りもん乗せて、河の上で商売するんだって?
すげぇなぁ、いーなぁ。
なぁ、オレも乗せてくれよ!」
相変わらず図々しいお願いだが、トーキ爺は嬉しそうに頷いた。
河辺に建てられた木造の家は、中に入ると思いのほか広々としている。
トーキ爺は、台所になっているらしい奥の部屋へ行き、客人へ出すお茶の用意を始めた。
チキュは興味深々といった様子で、家中を見回す。
「おいチキュ。
ひとんちをじろじろ見るもんじゃない!」
ウチューに窘められ、「わかってるって」などと言いながらも、視線がきょろきょろと落ち着かない。
「トーキ爺、すみません。
こいつほんと落ち着きがなくて…」
奥の部屋から、人数分のお茶を持って出てきたトーキ爺にウチューが謝るが、トーキ爺はこの天真爛漫な少年を気に入ったようで、「まぁいいさ」と笑っている。
その横で、セカイは我関せずといった様子でぼんやり座り、窓の外を眺めながら、出されたお茶を時々啜っていた。
河に面した壁には戸口があり、今日は天気が良いので開かれていた。
河底に立てられた、家を支える太い杭に、小さな舟が括り付けられているのが見えた。
チキュはそれを見つけて、早速目を輝かせた。
「なぁ爺さん!」
「なんだい」
「これが河の民の舟!?
かっこいーなあ!!
すっげーしっかりした造り!
しかもつやつや光ってる!!
ちゃんと磨いてあるんだなぁ」
チキュは衒いもなく褒め称えた。
トーキ爺も満更ではなさそうだ。
「この舟に売りもん乗せて、河の上で商売するんだって?
すげぇなぁ、いーなぁ。
なぁ、オレも乗せてくれよ!」
相変わらず図々しいお願いだが、トーキ爺は嬉しそうに頷いた。



