天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

「いででっ! やめろよ〜!


なんだよ、深遠な議論って!!

どーせ酒飲んで酔っ払ってウチューがぺちゃくちゃ喋ってただけだろ!?」



チキュは不満気に叫んでいる。



「オレは知ってるぞ、酒の瓶が転がってたからな!!


ちくしょー、隠れてこそこそ飲んだくれやがって!

オレを寝かしつけといて仲間外れか!?


騙したな、ずるいぞー!!」



腕を振り回して二人を睨みつけながら、ぎゃあぎゃあと責め立てた。


究極に自分勝手なチキュの発言に、セカイが至極最もな突っ込みを入れる。



「………自分でさっさと寝たくせに……。


あれだけ熟睡しておいて、よくも騙したとか隠れてこそこそとか言えるね…」



弱点を突かれたチキュは痛そうな顔をした。



「むっ。そりゃそうだけどさ……。


でもさみしーじゃねーか、オレが寝てる間に二人で楽しく飲み会なんて……」



チキュが唇を尖らせるので、セカイはその唇を摘まんだ。



ウチューは「あはは」と笑いながらその様子を見ている。