樹々の葉を揺らす春風の吹く音が、窓の外から聞こえる。
セカイは黙ったまま、安心しきったように眠るチキュを見つめた。
つられたようにウチューも視線を移す。
夜明けが近付いている。
早くも起き出して活動を始めた人々の、生活の気配が感じられた。
ウチューがそれ以上は語るつもりがないのを感じ取り、セカイが静かな声で再び口を開いた。
視線はチキュの寝顔に留めたままだ。
「……ウチューが言うつもりのないことを、無理に聞き出すつもりはないよ」
「……ああ」
僅かに安堵の滲む声で、ウチューが小さく答えた。
「そうしてくれるとありがたいよ」
セカイは黙ったまま、安心しきったように眠るチキュを見つめた。
つられたようにウチューも視線を移す。
夜明けが近付いている。
早くも起き出して活動を始めた人々の、生活の気配が感じられた。
ウチューがそれ以上は語るつもりがないのを感じ取り、セカイが静かな声で再び口を開いた。
視線はチキュの寝顔に留めたままだ。
「……ウチューが言うつもりのないことを、無理に聞き出すつもりはないよ」
「……ああ」
僅かに安堵の滲む声で、ウチューが小さく答えた。
「そうしてくれるとありがたいよ」



