支度を終えた後、ウチューは旅に必要な物を揃えてくると言って、大通りへ買い物に出た。
チキュとセカイは、とりあえず出発までの間に骨休めをしておこうと、食堂へと移動した。
セカイが厨房でお茶を淹れて持ってくると、カウンターに座っていたチキュは、珍しく物思わし気に頬杖をついていた。
セカイは隣に腰を下ろし、お茶の入ったカップを盆からチキュの前に置いた。
「はい、チキュ、お茶」
「……あ、あぁ。ありがと」
我に返ったようにチキュが言う。
そのまま黙ってお茶を飲んだ。
窓から入ってくる夜風に、チキュの髪がさらさらと靡いていた。
「……ねぇ、チキュ。
なんか、考え事してる?」
セカイがぽつりと尋ねる。
「え? うん……まぁね、ちょっと」
「珍しいね。チキュが頭を使うなんて」
セカイが真面目くさった顔で言うので、チキュは顔を顰めてセカイの肩を軽く突ついた。
「あのなぁ、いくらオレだって、考え事くらいするんだよ。
失礼だなぁ」
「そう? あんまり記憶にないけど……」
セカイは少し微笑んで、チキュの肩を突つき返す。
「それで、何を考えてたの?」
セカイが尋ねるが、「うーん……」と歯切れが悪い。
セカイは特に問い詰めることもせず、カップを両手で握り締めたまま黙って座っていた。
チキュとセカイは、とりあえず出発までの間に骨休めをしておこうと、食堂へと移動した。
セカイが厨房でお茶を淹れて持ってくると、カウンターに座っていたチキュは、珍しく物思わし気に頬杖をついていた。
セカイは隣に腰を下ろし、お茶の入ったカップを盆からチキュの前に置いた。
「はい、チキュ、お茶」
「……あ、あぁ。ありがと」
我に返ったようにチキュが言う。
そのまま黙ってお茶を飲んだ。
窓から入ってくる夜風に、チキュの髪がさらさらと靡いていた。
「……ねぇ、チキュ。
なんか、考え事してる?」
セカイがぽつりと尋ねる。
「え? うん……まぁね、ちょっと」
「珍しいね。チキュが頭を使うなんて」
セカイが真面目くさった顔で言うので、チキュは顔を顰めてセカイの肩を軽く突ついた。
「あのなぁ、いくらオレだって、考え事くらいするんだよ。
失礼だなぁ」
「そう? あんまり記憶にないけど……」
セカイは少し微笑んで、チキュの肩を突つき返す。
「それで、何を考えてたの?」
セカイが尋ねるが、「うーん……」と歯切れが悪い。
セカイは特に問い詰めることもせず、カップを両手で握り締めたまま黙って座っていた。



