ぶつぶつと不満を吐き出しながら落ち込んだように肩を落とすチキュの頭を、セカイがなでなでと撫でる。
「………だめだよ、チキュ。
僕たちみたいな移動の多い生活をしてる人は、“次の約束”なんてしちゃいけないんだよ。
相手にもショックを与えちゃうし、そのことで自分も嫌な思いをしなきゃならないんだから」
「……そうだなぁ、確かに。
オレが考え無しだったよ……」
子どもらしからぬ分別くさい言葉を当たり前のように語るセカイと、それに素直に納得するチキュ。
二人の姿を見て、ウチューは複雑そうに眉を顰めた。
(そんな、人生諦めたようなことを言わせたいわけじゃないのに……儘ならない。
でも、もう、行かなくては……)
これ以上ここにいては危ないと、ウチューの本能が信号を発しているのだ。
ウチューは沈みかけた気持ちを切り換えて、二人に指示を出す。
「おい、二人とも!!
出ると決めたからには早く出るぞ!!
思い立ったが吉日、善は急げって言うだろ!?」
「……はぁーい」
不貞腐れてはいたが、チキュも大人しく支度を始めた。
「今日の夜更け前には小屋を出るぞ!
暗いうちに、ルルティアを離れたいからな……」
「………だめだよ、チキュ。
僕たちみたいな移動の多い生活をしてる人は、“次の約束”なんてしちゃいけないんだよ。
相手にもショックを与えちゃうし、そのことで自分も嫌な思いをしなきゃならないんだから」
「……そうだなぁ、確かに。
オレが考え無しだったよ……」
子どもらしからぬ分別くさい言葉を当たり前のように語るセカイと、それに素直に納得するチキュ。
二人の姿を見て、ウチューは複雑そうに眉を顰めた。
(そんな、人生諦めたようなことを言わせたいわけじゃないのに……儘ならない。
でも、もう、行かなくては……)
これ以上ここにいては危ないと、ウチューの本能が信号を発しているのだ。
ウチューは沈みかけた気持ちを切り換えて、二人に指示を出す。
「おい、二人とも!!
出ると決めたからには早く出るぞ!!
思い立ったが吉日、善は急げって言うだろ!?」
「……はぁーい」
不貞腐れてはいたが、チキュも大人しく支度を始めた。
「今日の夜更け前には小屋を出るぞ!
暗いうちに、ルルティアを離れたいからな……」



