時は、流れている。


確かに、流れているのだ。





私たちは、それを意識せず生きている。





しかし、そんなことなど介さずに、



時は淡々と流れていく。






変化は、必ず訪れる。


私たちが忘れている時の流れが、変化を運んでくる。




真っ赤な木の実が、地に落ちた。

熟した実は自身の重さで潰れる。



流れ出した赤が、変化を呼び寄せるのか…。