「それに光宮さまは………」
「ーーーそれ以上言うな!!」
クオンが突然、声を荒げた。
ムラノ参議は驚いたように言葉を詰まらせる。
「………光宮は、私の婚約者だぞ……!
それ以前に、今上天皇の姪御であり、陛下が実の娘のようにお育てした皇女であるぞ!!
それを、そのような無礼な物言いを……!
許し難い行為だぞ!!
礼節を知らぬ下﨟じみたその口を、まだ閉じないと言うならば、皇室反逆罪として厳罰は辞さない!!
………ムラノ殿、分かったか!!!」
いつも冷静で何事にも動じることのない皇太子殿下の、見たこともないほど激しい剣幕に、さすがのムラノ参議も、それ以上言葉を続けることはなかった。
「………立ち去れ。
今すぐにここから立ち去れ。
そして、二度と私の前に立つな!!」
声高に命じられ、ムラノ参議は抗うことも出来ず、無言で再び羽衣を纏って飛び立って行った。
「ーーーそれ以上言うな!!」
クオンが突然、声を荒げた。
ムラノ参議は驚いたように言葉を詰まらせる。
「………光宮は、私の婚約者だぞ……!
それ以前に、今上天皇の姪御であり、陛下が実の娘のようにお育てした皇女であるぞ!!
それを、そのような無礼な物言いを……!
許し難い行為だぞ!!
礼節を知らぬ下﨟じみたその口を、まだ閉じないと言うならば、皇室反逆罪として厳罰は辞さない!!
………ムラノ殿、分かったか!!!」
いつも冷静で何事にも動じることのない皇太子殿下の、見たこともないほど激しい剣幕に、さすがのムラノ参議も、それ以上言葉を続けることはなかった。
「………立ち去れ。
今すぐにここから立ち去れ。
そして、二度と私の前に立つな!!」
声高に命じられ、ムラノ参議は抗うことも出来ず、無言で再び羽衣を纏って飛び立って行った。



