「久しぶりに来てみたら、なんだか小さく感じるわねぇ」
ミカゲはしみじみとした表情で、島の全容をぐるりと見渡した。
「昔は、走っても走っても終わりがないように思っていたけど。
今は向こう側の果てが見えるものね」
背伸びをしながら島の反対側を眺めるミカゲに、クオンが答える。
「だって、最後にここに来たのは、もう五年も前だろう。
身体が小さかったから、実際よりも広く感じていたんだろうな」
「そんなに背が伸びたとも思わないんだけど、やっぱり変わるものねえ」
ミカゲとクオンは、長年連れ添った老夫婦のようなゆったりとした会話を楽しんでいた。
その時、「あっ」と小さく叫んだミカゲが、上空を指差した。
「クオン、見て。あれ。
あの雲、クオンの立ち姿に似てるわ」
「えぇ? そうか?
私はあんなに太ってないだろう」
「ふふ、そうね。
でも無駄に背筋が伸びてる感じとか、なんだか似てる」
「なんだよ、無駄にって」
楽しそうに雲を指しながら笑うミカゲと、いつになく穏やかな表情で受け答えをするクオン。
仲睦まじげな二人の様子を、アスカは少し離れた所からじっと見つめていた。
ミカゲはしみじみとした表情で、島の全容をぐるりと見渡した。
「昔は、走っても走っても終わりがないように思っていたけど。
今は向こう側の果てが見えるものね」
背伸びをしながら島の反対側を眺めるミカゲに、クオンが答える。
「だって、最後にここに来たのは、もう五年も前だろう。
身体が小さかったから、実際よりも広く感じていたんだろうな」
「そんなに背が伸びたとも思わないんだけど、やっぱり変わるものねえ」
ミカゲとクオンは、長年連れ添った老夫婦のようなゆったりとした会話を楽しんでいた。
その時、「あっ」と小さく叫んだミカゲが、上空を指差した。
「クオン、見て。あれ。
あの雲、クオンの立ち姿に似てるわ」
「えぇ? そうか?
私はあんなに太ってないだろう」
「ふふ、そうね。
でも無駄に背筋が伸びてる感じとか、なんだか似てる」
「なんだよ、無駄にって」
楽しそうに雲を指しながら笑うミカゲと、いつになく穏やかな表情で受け答えをするクオン。
仲睦まじげな二人の様子を、アスカは少し離れた所からじっと見つめていた。



