Ending Note



最初に会ったとき、



“栗沢千春?”



いきなり呼び捨てにされて、失礼なヤツだと思ったけれど。


こうやって喋ってみると、加古川先輩っていい人だな。

裕貴先輩のことを親友として大事にしている。



「じゃ、花火大会の日。遅れずに来いよ?」


「はい!」




このチャンスを絶対に逃さないようにしよう。




……それにはまず、“恋愛の神様”に相談せねば。