Ending Note



静子おばさんも来てくれるんだ――……



「よかった、静子おばさんも来てくれるなんて。心強いな」



ママと一緒に過ごすのが家族水入らずだったら、あたしはきっと泣いてしまう。

パパ、ママ、虎太郎、あたし。

家族4人で過ごす日がもう二度と来ないという現実を思い知らされそうで――……




翌朝、静子おばさんは張り切った様子で家にやって来た。



「ほれ、千春に虎太郎! あんたらは買い物に行ってきな!」


「え? 買い物ー?」


「昼ごはんと晩ごはん、ついでに明日の朝ごはんもね!」



2人で3食分の買い出し?



「そんなの静子おばさん行ってきてよ。車あるんだし!」


「こんな年寄り1人に買い物させる気!? ほら、さっさと行く!」



静子おばさんと話していると、ママと話しているような錯覚に陥る。


やっぱり2人は姉妹だ。似ている。