「ママも後悔したことあるの?」 そう訊くと、ママはフッと静かに笑って言う。 「そうね。ママだって常にグイグイ押してばかりだったわけじゃないから」 「……なんか、想像できないんだけど」 「とにかく! いいかげん裕貴くんに告白しなさい。分かった?」 ……そろそろ決断するときが来たんだ。 ただ見ているだけだった裕貴先輩。 高校に入学してから状況が一変した。 2人で一緒に帰ったり(ママの策略だけど)、花火大会で手を繋いだり、メールしたり……。 そして、とうとう告白、というわけか。