【完・短編】届かないラブレター。




私の思いとは裏腹に仁は合格したね。




「おめでとう」





そう言った私はどんな顔をしてたのかな?




仁の合格発表は私の私立受験のちょっと前だったよね。




仁は遠くへ行ってしまう。




そんな思いが邪魔したのか私の私立受験はボロボロだった。




余裕で受かるはずで、どこのコースに受かるかなと思ってた高校は補欠合格。





トップのコースも余裕だと言われていた高校の方は二番目のコース。





私立のことは皆、受かってると思ってるから誰も聞いてこないから本当のことは優里しか知らないの。



だから仁もこれ読んでビックリするよね。



あ、また忘れてた。



これは仁のもとへは届かないって。




届かないからこんなに素直に書けてるんだもんね。



最初は私の人生、恋なんかに、仁なんかに、何で振り回されなきゃいけないのよって思った。




だけど、違うよね。





振り回されて落ちるくらいの、所詮私はその程度だったってことだよね。