『良かった…良かった』
泣きそうになりながら、そう笑った仁の顔はいまだに脳裏に焼き付いていて、時々、私を責めるように思い出される。
結局、仁の悲しそうな顔に耐えきれなくなった私の決意はたった二日で脆くも崩れ去りました。
仁。
貴方が大好きだから
大好きすぎたから
あんなことをした私を許してください。
ううん、許してくれなくて良いから。
何となくで良いので私の気持ちを分かってください。
……………ごめんね。
この想いが届くことはないのに、こんなことばっかり書いて。
貴方には届かないのに。
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