彼らは
ビデオを
抜きテレビの近くに
置いた。
そして恐怖から
逃れたため気が緩み
深夜また
皆で騒ぎだした。
それから2時間ぐらいたち彼らは疲れはてて
腹を出しながら寝ていた。中には顔に落書きされた状態で爆睡しているものもいる。
5人全員が
熟睡していた時だった。
『……キシッ……』
不意に床がきしむ音がして数人が目を覚ました。
『……なんか音したよな。』
一人が隣にいる
友人に小さな声でたずねた。
『……キシッ』
『……キシッ……キシッ』
床がきしむ音が
次第に近くなっているのに気づく。
『……ギィー……。』
そして彼らが
寝ている部屋の
扉が開いた音がした。

