「……君、名前は?」 「え……?」 「君の名前を聞いてるんだ」 「あ、はい、あの…… 五十嵐 陽香、です」 (急に聞かれたから変な間が空いちゃった……) 私が答えた時、藤元さんの眼鏡が 光ったように見えた。 (……?) するとズボンのポケットから携帯電話を 取り出し、すぐにどこかに電話をかけ始めた。