剥ぎ取り屋さん


やがて
悪夢のような時間が
ターゲットに
襲いかかるのを


私とクロは
あの時と同じように
屋根裏から見ていた。


『私らは趣味が悪いね』
そうクロに呟きながら
ターゲットを見つめる。




『…………ウッ』

もう麻酔が切れたみたいだ。



ターゲットに
痛みがジリジリと
ゆっくりと襲いかかる。



そして
次の瞬間痛みは弾け飛ぶ。



『ヴッ…ヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!』



ターゲットは
迫り狂う
地獄を味わい始めた。


『ァァァァァアアア……グアァアアアア!!!!』


地面を転がるように
くねくねとうねりながら
地面に血を吐く。


ターゲットは
口を押さえながら
泣き叫ぶ。



そして
耐えきれない痛みから
逃れたいのか


近くにあったガラスの
破片で自分の口を
裂きはじめる。

呻きながら
口のなかに
ガラスの破片をもった手を入れ、傷口を広げる。



『……ヴッ…ヒッ゙…ヴゥヴ。』