剥ぎ取り屋さん



口をボルトで
固定し、ナイフで
歯肉を剥がし始める。



依頼人は
歯が見えるまでと
書いていた。




私は依頼通りに
歯肉にメスをいれる。


剥がすよりは
削るに近い作業だ。



私はターゲットの奥歯の歯肉を削ぎ落としていく。


次第に歯肉を
削る所から肉におおわれていた歯の根本が
見えてくる。



そして止めどなく
血が溢れ出す。


この瞬間が一番
胸が高鳴るのだ。
生きていると感じる。
そして
奥歯の歯肉を削ぎとった。

すると目を覚ました
ターゲットが


馬乗りになって
ターゲットの歯肉を
削ぎ落としている
私に気付き暴れだした。


痛みは感じなくても
暴れながらもがく。


『ヴゥゥ……ヴゥン……!!!!!』



拘束された手足を
必死にばたつかせる。