剥ぎ取り屋さん



彼女の母親は
箱に詰められた


大量の蠢く何かを
彼女の口に詰め込み始めた。



『……ウッ……ゴホッ……ヴゥゥ……』


母親はもがきながら暴れる彼女に股がると
箱から次々にソレを取り出しては彼女の口へと詰める。



そして箱の中身が
なくなると、



カメラに近づいてきた。
そしてニコリと
笑いながら、


葉っぱについた
大量の赤い虫を
見せた。



『ミテェ〜アブラムシよぉ〜』


そう言いながら
部屋を出ていった。


周り続けるカメラは彼女をとらえ続けている。
彼女は咳き込みながら口から赤い虫を吐き出していた。




そしてまた
こちらに顔を向けると
カメラをじーと


見つめている。



彼女は
母親からの屈辱を
浴びせられたあと
必ず最後に
カメラを見ていた。


次第に彼女の
カメラを見ている
時間も長くなる。