「…よしっ…」

そう言って念をいれる。

山崎さんと話し込んでたら知らないうちに朝になってた。

「んー…頑張るかーー!」

山崎さんの情報によると、今日は沖田さん当番がないらしいから一日中屯所にいるみたい。

だから今日は沖田さんとゆっくり話せる。

そう思いまだ覚えていない屯所をうろうろと歩き回る。

そこである一つの答えにたどり着く。

そうだ!そこらへんの人に聞けばいいんだ!という答えに。

適当にそこらへんの部屋に入る。

「しつれいしまーす…」

と言いながら。

「えっ?ちょっ?!」

部屋の中からそんな声が聞こえた。

声的に平助だ。

なーんだ、平助かぁ。と部屋をみる…と

「っ?!っお邪魔しましたっ!」

平助が永倉さんに押し倒されていた。

そういい、勢いよくピシャンっと襖をしめる。

「永倉さんと平助がそうゆう関係だったなんて………」

考えるだけで吐き気がする。

これ以上ここにいるのはやめよう…と歩き出す。

「待って!空!変な誤解しないで!」

とそのときそんな声が部屋から聞こえた。

「えっと…」

思わず立ち止まる。

「お願いだから中入って!それで助けて〜!」

平助のその言葉にしぶしぶ部屋に入る。

あんな光景見たくないのに…。
と思いながら。