アヤカシとキツネさん

「そうねぇ……なら、ジルにしましょうか」



「それがよろしいかと思います。外資系のものは発色が良すぎたりもいたしますし」


「お嬢様の素材を生かしませんと。それに国産は刺激も少ないようですし」



「そうね、日本人の肌に合ったものでないとね。どちらが合うかはその人の肌次第だけれど」




もう…


ついていけません…



女中さんがテキパキと化粧台を整える。



「……………」



一体何がどうしてこうなった…