アヤカシとキツネさん

「あのね、ぼく、また憂に逢いたくて……だから、逢いに来ちゃった!」



頬っぺたをほんのりピンク色に染めながら上目遣いで私を見てくる。



…かわいい。


でも、大丈夫なのかな、さっき食べられなかったから“人間は”食べないのかな、と、実はまだ内心ドキドキビクビクしていた。


が、ニコニコ笑う千歳くんを見ていたら、私もつられて笑顔になる。