アヤカシとキツネさん

えぐえぐしながら、私の切れて血が滴る指を見つめる子狐。



「…ごめんなさい」



「ううん、だいじょう、」



――パクッ



「ぶぅわあああっ!?」



喰われたー!?


…ん?痛いけど、牙じゃないなこれ…舌…えっ?


……えっ!?


私の指をくわえたまま、ペロペロと傷口を舐める子狐。



「っ…う…あの…その…も、もういいよ…?」



ザラッとした舌に包まれる指。

ぞわぞわと変な感じがするし、恥ずかしいし、顔が赤くなる。