アヤカシとキツネさん

大人しく木に座って、森を眺める。


……夢を見ているわけじゃ、ないんだ。


私は――


キツネの家(別荘?)に招かれて、座っている。なう。


とても、不思議な気分だった。



――ガサッ



「ふあっ!?」



ぼんやりしていたら、近くで草木が揺れた。


動物だろうか?

もちろん、ここは森だから、いてもおかしくない。


……さすがに、クマはいないだろう(今は出会いたくない)。


きょろきょろと辺りを見回すと――…黄色い物体が見えた。