アヤカシとキツネさん

「ええ。いつもこの姿――人型でいるわけではありませんから」



「…ひと…かた…」



じ、じゃあ…、

四足歩行の…キツネ…?


聞きたいことを聞けずにいると、玄関を開けた世羅さんに招かれる。



「どうぞ」



「お…お邪魔します」



中もしっかりした造りだった。

ほとんど家具はないけれど。



「天気もいいですし、外でお茶しましょうか」



世羅さんの後ろを金魚のフンみたいに、そろりそろりと着いていく。


……外?