アヤカシとキツネさん

「着きましたよ」



しばらく歩いていくと、どうやら目的の場所に着いたらしい。



「っ……な…なぜ…森の中に立派なログハウスが…っ!?」



思わず、大きな声が出てしまった。



「家はなくてもいいのですけどね。……私の趣味です」



自分が作ったのだと、世羅さんがそう言って、へにゃりと照れくさそうに笑った。



…キツネが…ログハウス…



「ん?…家は…なくてもいい、んですか?」



さらりと流しそうになったが、どういうことなのだろう。