ハルのあまりにも突拍子もない条件に私の目が点になる。 …何言ってんの!?…花嫁って… しかし、そんな私にお構い無しでハルは、話を続けた。 『詩音のことボク気に入ったんだ、だから、詩音がボクのものになってくれるんならおばあちゃんをターゲットから外してあげるよ』 『…花嫁って…結婚なんてできるわけ…』 『じゃあ、おばあちゃんは、連れていかせてもらうよ?』 『…っ』 ハルは、そう言ってニヤリと不適に笑う。