相澤くんとの49日



『しに、がみ…?』



いやいや、嘘でしょ?



そんなの実在するはずない……とは、言い切れない。



だって、つい最近、幽霊がいることは、相澤くんによって証明されたわけだし…。




幽霊がいるなら、死神がいたっておかしくない。




私は、そう考えてゴクリと息を飲んだ。



『…さて、ボクは、仕事は、すばやく、確実に実行するタイプなんですよね』




そう言うと、ハルは、私の腕をグイッと掴んだ。




その手があまりにも冷たくて…私は、ピクリと肩をふるわせる。