相澤くんとの49日



『…どちら様ですか?』



そこにいたのは、知らない男の人。



見た目は、20代前半くらいだろうか…やけに綺麗な顔をしている。



まるで、どこかの王子様みたいだ。




そんな彼をポカンとした表情で見ていると、




『あなた…何でボクの姿が見えるんですか…?』




『…え?』




そんな彼の言葉に私は、さらに目を見開いた。