相澤くんとの49日



―――…




ピンポン、ピンポーン




『おばあちゃん!詩音だよ〜』




玄関でそう叫びながら、インターホンを押す私。




だけど…




『あれ?いないのかな?』




玄関からおばあちゃんが出てくる気配が一向にない。




きっと、どこかに散歩にでも行っているのだろう。




そう思った私は、とりあえず、
合鍵を使って家を開け、中で待たせてもらうことにした。