―――… 暇だな… 私は、そう思って深いため息をこぼした。 今日、私は、相澤くんと長谷部くんに置いていかれ、学校が終わるとすぐに家に返された。 『詩音には秘密』 そう言って、出掛けていった2人。 正直、何しに行ったのか気になって仕方がない。 ていうか、置いてくなんてヒドイと思うのは、私だけだろうか。 『そりゃ、男同士の話だってあるだろうけどさ…』