「浜崎って、もしかして…沙羅のこと?」 私がそう呟くと、 「………うん」 相澤くんは、少し顔を赤くしてコクリと頷く。 「…マジで?」 浜崎沙羅は、私が高校に入ってから仲良くなった友達。 今は、隣のクラスだけど、1年の時は、私も相澤くんも同じクラスだったのだ。 確かに、沙羅はおっとりしてて、可愛いけど、 まさか、 相澤くんが沙羅のこと好きだとは思ってもみなかった。