「お疲れ様、あなたの歪んだ顔が…

 おもしろすぎて…」

「これで、もう先生は戻って…」

「ええ、いいわよ」

というと山野さんは笑顔でいつもの

作った天使へと戻って行った。

パーティーの雰囲気を崩した分

親にはたくさん怒られ…

恥だと言われた。ひどく傷ついたが

先生のためだ…と思い我慢していた。



そして、引っ越しの日。

もちろん先生はこなかった。

理子は見に来ていた。思いっきり

泣いて、先生だけを考えていた。

理子と離れるのも確かに辛いが

先生との方が何倍も…。