「理子と山野がいきなりケンカし始めて

 それで俺はとめてたんだ。

 それで理子が身近ってこともあって

 なんでかわからないけれどかばった。

 それで山野に別れようっていった。」

すると、先生は少し体勢を変えて、

たばこに火をつけた。

「それで…山野に恨まれてこうなった。

 だから、俺は明日からバイト探して

 働くつもり。…自給わりぃけど。」

そして、久々に口をひらいた。

「…先生とあまり会えなくなるの…?

 あたし、やだよ…」

「俺、もう先生じゃないから、やめて」

そうだよね、やめたのに言われたって

辛くなるだけだよね…。

「…淳…寂しいよ…」

すると、先生…淳はわたしを抱きしめ、

キスをした。

「大丈夫。…安心しろ。」

といいずっと抱きしめてくれた。