「さっきまで山野の家に行ってたから。
　
　いってやれなくてごめんな。」

それを聞いた瞬間、理性というか…。

隠していた気持ちがむきだしになった。

「山野さん、山野さんって!!

　なんであたしの告白はOKしないのに、

　なんで山野さんの告白は…」

我に帰り涙が出てくる。

あー、やらかしたなぁ。

絶対先生にひかれたよ。

すると、先生はあたしを抱きしめた。

「…え。」

「俺だってお前のことまもりてぇよ。

　…だけど、もう鈴香には…。

　迷惑掛けらんねぇんだよ…!!」

そう強く抱きしめ先生はいった。

そして、あたしの心の中で

大きな地震がおき、涙がでた。