サスケが居らんくなってから、

毎日ハヤトの溜まり場に行っていた。

部活をサボって、顧問に嘘ついて、

休部にした。



本間、部活とかアホみたい。


先輩達にはフル無視やし、
顧問はうちを目の難きにしてるし・・・

まぢで、有難迷惑やわ。

「やっほーー!!」

いつものテンションでドアを開けた。

「あっ、ユイさん!こんにちは。」

「おぉ、久しぶり健ちゃん。」

健ちゃんは、同じ年の不良クン、

この頃見てへんかったケド元気そう。


うちは、溜まり場では、
”ユイさん”って、呼ばれてた。

頭のハヤトの友達やかららしい。

別に、いいのになぁ。

「上いかないんすか?」

「う~ん。行こうかなぁじゃぁバイバーイ。」

そおゆって、階段を上がる。

ガチャって勝手にドアを開ける。

「おぉ、ユイ。」

いつもの顔、いつもの声で、いつもの様に

声を掛けてくるハヤト。

でも、1つ違う。

「ハヤト女できた?」

「おぉ、さすがユイ。」

・・・嘘や。わざと驚いてる時は嘘ついてる時やし。

まぁ、女には変わりないけど・・・

「また、寝て捨てたん?」

「・・・・・・お目が高い!!」

わっかりやすっ!

まぁ、なんでわかったかとゆうと・・・

肌蹴てる制服から見えてる鎖骨に

キスマークが付いてるだけやけど・・・

「ユイはもぅ、大人やなぁ~。」

とか言いながらタバコを吹かす・・・

「はぁ・・・うちが居る時ぐらい我慢してや。」

はぁぁ。

確かにタバコには慣れてるよ。

おやじが吸ってるし・・・

「だって・・・しゃぁないやろ?」

とか、ゆうくせにタバコの火を消してくれるハヤト。

「あ!そぅやこれから迎えに行こか?危ないやろ??」

なんで、急に優しくなるんよぉ。

アウト。


あーーーーーーーぁアカン。

うちは、多分ハヤトが好きや。

最初はサスケの事絶対忘れへんって思ってた。

でも、サスケが居らんくなってから
優しくなった、ハヤトはかっこよくて。

気付いたら好きになってた。

あ、そういいや来週バレンタインや。


「お~い、ユイちゃぁ~ん?聞えてる~?」

「へ!?何やった?ごめん。」

気付いたら、はやとの顔が目の前にあって、
びっくりした。

「わぁ~フル無視ですかぁ?いい度胸ですねぇ。」

わぁ、怖い・・・

泣きそう、本間に怖ぁい

「ち、違うって!考え事!!」

あ~でもなぁ、ハヤトってミカが好きなんやでなぁ

「あ、お迎えの事やけど・・・」

”おぉ”と返事するハヤト。

「大丈夫やで、うちは弱かない。」

「そうですか、じゃぁ頑張れ~」

ちょっと、ふて腐れてるハヤト。

か、かわいい。

ヤバイなぁ、かわいいよぅ

よしっ!決めた。

バレンタインに告る!!