透馬「お前こそ此処で何してる?
あそこの桜の木の公園とこの屋上は、
龍呀の溜まり場なんだよ。」



婭緒葉「あの公園もこの屋上も龍呀の物って誰が決めたんですか?
2つとも公共の場なんですけど。


あの公園は龍呀の物と知らなかったし、
この屋上も今日転校して来たばっかりなんで知らなかったです。」


なんなんだよ。
私の気に入る場所にいつも現れやがって。

大河「婭緒葉って本間面白いな。
透馬にそんな口聞けるん婭緒葉くらいなんとちゃう!?」



あーぁ。早く帰りたいな。
透馬達といたら私がなんだか変な感じになってしまう。

学校、いや外では“私”は“婭緒葉”ではなく、“神無月”としての“私”でいなきゃいけない。


私の中に土足で入って来るなら誰であろうと排除する。
それが、私の生きる意味の1つなのだから。
もう1つは玲斗さんと優香さんの為に生きるだけ。