ほら、始まった。 先生がいなくなった途端コソコソと喋っている。 私に聞こえるくらいの声で。 私は、夜繁華街行くのは間違ってないけど、目立った格好ではうろついてないし。 私は、男好きなんかじゃない。 むしろ男嫌いだって言うのにな。 男は変な目で見てくるし、 女は汚いゴミみたいに見てくるし。 この空気には慣れてはいるけれど、 その視線が気持ち悪くなったので教室を出る事にした。