大和「……….ぃ、おい!」

婭緒葉「なんですか、大和先生?」


大和「何度呼んでも反応がなかった。
具合でも悪いのか?」

婭緒葉「なんでもありませんよ。」


大和「そうか。ならいいんだが。
ここが教室だ。俺が呼んだら入って来い。」


婭緒葉「分かりました。」


いけない、いけない。
ここは学校だ。


こんなところで、感情を出してはいけない。そう、外では完璧になんでもこなさなきゃいけないのだから。

神無月の名において周囲に恥をさらしては玲斗さん達に迷惑がかかってしまう。


私は、“要らない子”なのだから。
迷惑なんてかけちゃいけない。


そう何度も言い聞かせた。


丁度、大和先生に呼ばれたので教室に入った。