今日の観光はなし、か。 思い出は作れないけれど、闇から救う事は出来るかも知れない。 観光よりも、救う事の方が大切だ。 あれから15分くらい走ったところにバイクが止まった。 バイクが止まった場所は別のホテル。 そのまま、大河に腕を掴まれホテルの一室に入った。 婭緒葉「今日の大河変だよ? なんかあったの?」 そう聞いても大河は何も答えない。 もう1度声をかけようとした時、大河がやっと喋った。