朝になり、起きようと試みるが起き上がれない。いや、正確に言うと透馬に抱きしめられているからと言ったほうがいいのかもしれない。

婭緒葉「透馬、透馬起きてって!」

透馬「んー。」



いや、んー。じゃなくて私から離れろや!でも、その透馬の腕からは不安の気持ちが見えた。


あなたは、今何を思っている?

そして、あなたを苦しませている“何か”は何ですか?
私はその答えが知りたい。


けれど、彼の中にある“何か”は私には教えられない事なのかも知れない。




もっと、彼の事が知りたい。





そう、思えてならない。