透馬「じゃ、また明日。」

嫌だ。
気持ちがお互い通じあったのに。
もっと一緒に居たい。

とっさに、透馬の服の袖を掴んで居た。
私も、不安なんだよ。
もしも、透馬が私から離れて行ったらって思うと、不安で不安でたまらないんだ。


透馬「婭緒葉?」

婭緒葉「あっ、ごめんね。また明日。」


そう言い残して1人マンションの中に入った。振り返っても透馬の姿がない。
多分、呆れられて帰ったのだろう。

1人エレベーターに乗って扉が閉まろうとした時、透馬がいきなりエレベーターの中に入って来た。