“僕は、…あの時…
アメリカ側の選手として
合宿に参加していた。
そして…僕と接触しなければ
ヨウイチロウは
あんな大きな怪我をしなかった。
ずっと、ヨウイチロウに
謝りたかったんだよ…”
彼の『ごめんなさい』を
断ったのは、柏木本人だった。
怪我は誰にでもあり得ると。
自分に運が無かっただけだと。
“僕も、あの時は、ゲーム中だし
誰にもありえる事だし
謝る様な事ではないと…少しは
思っていたけど。
担架で運ばれる君を見たのが
最後になるなんて。
あの怪我で、バスケも止めて
しまったって…
残っていた日本人選手から聞いて。
ちゃんと謝罪しなかったことを
後悔したんだ。”
…げっ。
恐らく、それを伝えたのは俺だ。
思い出した。
…割と…キレ気味に
八つ当たりした覚えが
うっすらあるけど…
後味が悪いので
忘れてたフリをしておこう。



