人間はーーー


空を飛べたんだろうか?




・・・彼らは

宙に舞うーーーー




これまでも、3人でチームを
組んだ事があるんだろうか?

3人が、手慣らし程度に
はじめたパスまわしから
1号がシュートを打った瞬間
ゲームが始まった。

私は、ロクにルールすら
知らない訳だけど
胸がドキドキするくらい
跳んだり跳ねたりする彼らが
美しいと思った。

「すっげぇ、上手いな・・・」

「漫画の世界だと思ってたけど…
あんなプレイあるんだね…」

透と真月さんも、呆然と
3人を眺めていた。

「あれ、ちゃんとしたフロアと
装備だったら、もっと
スゴイんぢゃないかなぁ。」

アイツら、素人じゃないだろ?
と、弁護士はこぼす。

そのうち3人はシャツを
脱いでしまい、Tシャツ1枚で
本格的にゲームを始めた。

「やん♪めっちゃ筋肉♪」

目を見張った真月さんに
思わず同調しかけたのだけれど
いかんせん、私は上司…
セクハラになりますので

心の中で、合掌つきで
目の保養に『ごちそうさま』を
唱えておいた。