「おい、コラ。真琴。
どす黒いオーラ
出してるんじゃねぇよ。」
突然降ってきた声に
顔をあげる。
「よう。久しぶり。」
そこにいたのは
久々にあう同級生で
共にレギュラーだった男。
黄色のゼッケンが
恐ろしく似合わない。
「真琴、あのオネエサン
誰なんだよ?
ヤキモチ大公開するから
加奈ちゃん衝撃受けてたぞ。」
「あの人はーーー」
…俺の恋人だっていえたら
どんなにいいだろう…
「あの人は、俺らの上司やで。」
“なあ?斐川”…だなんて
柏木が被せてきたのは、
周知して既成事実に
してやろうと、
一瞬考えたことが
読まれたんだろうか…
「斐川、休憩やで。
レンちゃんの所、挨拶いくぞ。」
律儀に俺の友人に、
ちょっと借りていく等と
断りをいれて
ついてこいと目で合図する。



