【完】もう一度、音を愛す。








舞台裏では。



「愛音、何考えてんだ。」


「それにあの衣装どこから・・・?」


「私が用意したんです。」



『真緒奈ちゃん。』


「椿さん・・・。」



「愛音さんは先生がピアノを弾くのを
 止めるために、
 覚悟の上で素性を明かして
 舞台に上がったんです。

 椿ファクトリーの衣装は
 ご両親の印象も強い。」



「まだ無茶なんだよ、愛音には。
 世間にさらされたくなかったんだ。

 無邪気に弾いていてほしかったのに。」