今考えるとおじちゃんは おかしかったのかも。 「その時が来れば 信治君も気づくわ・・・。」 お母さん、その時って今? 違うよね、ね。 今は逃げるしかないと思った。 だけど逃げられない。 体が思うように動かないのだった。 まるで彼の歪んだ思いが 私の体にまとわりついているかのように。