『な、な、なんだったんだよ!さっきの部屋!』 春元が動揺しながら頭をかきむしった。 『血だらけじゃないかよ!!ウェッ……吐きそう。。。』 元兄ちゃんは体に似合わず震えている。 『あれは多分拷問室かも……ここは病院に見せかけた刑務所なのかも……。』 僕、一人が冷静にそう 言った。 そして二人は静かに 顔を見合わせた。