『お前は、俺の弟だ!!』 『元木兄ちゃんしか僕に勉強教えられないんだ!』 二人が懸命に僕を 呼び止めている。 僕は 捕まれた腕を引き離して 二人のもとへと 駆け寄った。 『『『逃げるぞぉぉおお!!!』』』 『『『うおぉぉぉぉ』』』 僕らは複雑な曲がりくねった道をがむしゃらに走り抜けた。 霊園から でたとき、あの住職の おじさんがまっていた。 そしてこういった。 『霊は怖いだろ。』