ふと茂みの奥に 小さな祠があったのを 見つけた。 僕はこういうとき 嫌な勘がよく当たる。 『きっと……あの祠のとこにあるんだよ。』 僕らは 恐る恐る 古びた祠の ほうへ近付いた。 案の定、 手鏡は 祠の隣においてあった。